トップ葬儀コラム小さなお葬式と大きなお葬式 vol.1

小さなお葬式と大きなお葬式 vol.1

2022年5月31日2022年5月31日

知人の葬儀に参列した夫婦が、リビングで葬儀について感想を言っています。

妻:「まだ68歳ですって。本当に急でびっくりしたわ」
夫:「本当だよ。僕と三つしか変らない。それにしても、仕事関係や組合の人が100人は来ていたな。会場も立派で,まるでホテルみたいで驚いたよ」
妻:「そうね。最近はああいった大きな式場を借りる人が多いわね。でも、私の時はうちうちだけで、慎ましやかに送って欲しいわ。あなたはどう?」
夫:「僕も同じだよ。本当に心のこもったお葬式なら、無理に豪華にする必要はないと思う」
妻:「そうね。子供達に無理な負担はかけたくないものね。私たちも将来のことを考えて、今から準備しておいた方がいいわね」

~後日、夫が知人から葬儀会社のパンフレットをもらってくる~

夫:「このパンフレットに『低予算でできる家族葬や密葬』って書かれていたからもらってきたよ」
妻:「あら、この会社ならテレビで見たことあるわ。お葬式の費用を積み立てておく会社でしょ。毎月の積立額もそれ程高くないし、いいわね」
夫:「相談は無料だと書いてある。電話して詳しく聞いてみようか?」

こんな会話は、よくある風景の一つかもしれません。
このご夫婦はきっとこれから、葬儀会社に電話して質問するでしょう。
ご存じないかもしれませんが、葬儀会社の営業マンは、この電話相談をもとに勧誘を開始します。
電話口で、「会って話す時間がある」と答えた場合は、電話したその日に、営業マンがあなたの家を訪問することもあります。

セールストークにはまって、自分なりにしっかりした意見を持ち続けることが難しくなってしまう

【所沢市斎場】葬儀会社の営業マンは必死

葬儀会社の営業マンは、ノルマに追われているので必死です。
「え~っ」と考えているその間に、次々と「積み立てするメリット」を話す営業マン。
「まだ先のことだ」と思いつつも、「話だけならこの機会に聞いてしまおう」と思うこともあるかも知れません。
そうなると、プロの営業マンの思うつぼです。
セールス・トークにはまって、自分なりにしっかりした意見を持ち続けることは難しくなってしまいます。

【所沢市斎場】営業マンと同じ位の熱意を持ってチェックする

葬儀会社の営業マンは、年間50、80人前後のお客さんを相手にしています。
話し方や言葉使い、笑顔の作り方など、営業のプロになるように訓練され、契約につなげることにかけては百戦錬磨の強者です。
ですから、お客さんを契約に向けて誘導することぐらいわけないことなのです。
「葬儀会社の営業マンが全面的に悪い!」と言っているのではありません。
営業マンさんの感じの良さと、葬儀サービスの内容は必ずしも一致しないので、
人柄よりも、まずは「提案される葬儀の内容に日を光らせる」ようになって欲しいのです。
では、一般の人は、具体的にどのような点に目を光らせればいいのでしょうか?
次のコラムでは、実際に「心のこもった小さなお葬式」をする上で大変重要なチェック項目をご紹介します。
葬儀会社さんが大きな自社式場を有している場合は、必ずチェックするようにしてくたさい。

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