トップ葬儀コラム中包みの書き方の基本

中包みの書き方の基本

2022年5月20日2022年5月20日

現金は、 中包みに包むか封筒に入れてからのし袋に包みます。
市販のものには封筒式と折式がありますが、どちらも封をする必要はありません。
中包みの書き方ですが、 慶事と弔事では金額を書く位置が違うため、書き間違えて失礼のないよう注意しましょう。

【所沢市斎場】慶事の金額の書き方

表面の中央に縦書きで金額を書きます。
「金」と数字の間は少しあけておきます。
よく「金〇〇円也」という書き方をみかけますが、「也」をつけるのは高額(めやすは10万円以上) の場合ですので注意しましょう。
裏面の左下には少し小さめの文字で住所と姓名を縦書きします。

【所沢市斎場】弔事の金額の書き方

表面には何も書かず、裏面の右下に金額と左下に慶事と同じ体裁で住所と姓名を書きます。
書き方は慶事の場合と同じで問題ありません。

【所沢市斎場】中包みがない場合は奉書紙か半紙で

市販ののし袋に中包みが入っていない場合や、書き損じてしまった場合は、奉書紙か厚手の半紙でお金を包みます。
コピー用紙を利用してもよいでしょう。
半紙の場合はなるべく厚手のものを使い、 お金が透けて見えないようにします。
白封筒を使ってもかまいませんが、その場合は一重のものを用意します。
市販のものは、 あらかじめ正しい形で封に入っているので、 開けるときによく見て、元通りに包めるよう確かめておくと良いでしょう。

【所沢市斎場】「中包み」と「外包み」

ちょっとしたお礼やお祝い事で現金を贈るとき、中包みにのしと水引をつけて渡すことがあります。
現在は、封筒にのしと水引が印刷されている印刷金封を用いますが、
これも略式で、正式なものには必ず中包みを上包みで包んだ「外包み」のものを用います。

【所沢市斎場】慶事・弔事は基本が逆

上包みには、 奉書紙を使います。
かつては慶事は2枚、弔事は1枚で包んでいましたが、
現在では結婚祝いの場合だけ2枚で包み、それ以外は祝も弔事もすべて1枚で包みます。
また、「1、2、3」といった算用数字の使用は一般的になってきていますが、
こういった場面では失礼にあたりますので、漢数字を用いましょう。
慶事と弔事では、中包みも上包みも包み方が逆になるので、間違えないようにします。
上包みの場合、慶事は「うれしくて万歳をする」「幸せがたくさん入るように」との意から折り返し部分を上向きにし、
弔事は「悲しくてうつむく」ため(折り返しが)下を向く、と覚えておくとよいでしょう。
また、現在、市販のものの上包みはほとんどが開けやすいように右開き (右側が上)になっていますが、
本来は慶事は右開き、 弔事は左開きと逆になっていました。

【所沢市斎場】弔事の場合も新札で

慶事では、新しいお札でお祝いの気持ちを表します。
弔事の場合、 かつては、新札を贈るのはあらかじめ用意してあったような印象を与えるとして敬遠され、古いお札を使うのが決まりでした。
ところが、 最近では贈り物に使い古したお札を使うことを気にする人も多く、新札のほうがよいとされるようになっています。
しきたりなどが気になる場合は 新札に一度折り目を見つけてから入れるようにするとよいでしょう。
また、 中包みに入れる場合は、 お札込の表面(肖像のあるほう)が表、かつ肖像が上にくるようにして入れます。

関連タグ