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【終末期編】セカンドオピニオンについて

2022年6月07日2022年6月07日

【所沢市斎場】主治医以外の意見を聞く方法

セカンドオピニオンは、直訳すれば、「2番目の意見」ですが、医師の診療を受けている患者が、その診断が正しいのか、
あるいは手術をするのかどうかという重要な意思決定をする際、他の意思の意見も聞き、判断の材料にすることを言います。

診断を受けた医師に「○○病の疑いがあります」と言われたが、本当にそうなのかを別の医師に判断してほしい、
「手術が必要」と言われたが、本当に手術歯科治療の方法はないのか、
「現在の医療では、もう手立てはありません」と言われたが、納得がいかないなどといった場合、
別の病院でセカンドオピニオンとしてアドバイスをもらうことができます。

【所沢市斎場】「紹介状」をもらうことが必須

この場合、先にかかっている医師に診療情報提供書を発行してもらう必要があります。
一般的には「紹介状」と呼ばれ、患者の症状や診断結果などが書かれています。
そのうえで、検査記録やレントゲンフィルムなどの検査データを借り、セカンドオピニオンを求めたい病院に提示します。
これまでの治療経過や病状の推移を把握できないと適切なアドバイスができないからです。

セカンドオピニオンを受けた病院に転院したいときには、
先にかかっている医師から、その旨を記した診療情報提供書(紹介状)をもらう必要があります。
また、先にかかっている病院の医師に不満や苦情があったとしても、
セカンドオピニオンを求める病院では、その改善に関する対応はしてくれません。

【所沢市斎場】主治医にとってもプラスに働く

いまかかっている医師に、「別の病院や医師にセカンドオピニオンを求めたい」と口にすることは、
医師の機嫌を損ねるのではないか、と勘繰る人がいるかもしれません。
ましてや、検査データを借りてこなくてはいけないとなると、ますます気兼ねしてしまいます。
この先も同じ医師にお世話になるのなら、余計なことをしないほうがよいのではないかとさえ思うかもしれません。

ところが、医師にとっては、患者がセカンドオピニオンを受けることによって、治療しやすくなることが多いのです。
むしろ、患者自身が自分の病状や治療方法を徹底的に理解することは、医師にとってもプラスになるのです。

また、別の医師にも診断してもらうことによって、患者が納得して治療を受けることができます。
セカンドオピニオンだけでは納得できず、サードオピニオンを受ける人もいるくらいです。

例えば、外見が大きく変わってしまうような外科手術が必要だと診断された方で、
セカンドオピニオンやサードオピニオンで、それが回避できる方法を知り、
元気な生活を再び取り戻している方も少なくありません。
そのような方たちは、セカンドオピニオンを受けていなければ、今頃は大きな心の傷を抱えて生きていたかもしれません。

【所沢市斎場】ワンポイントアドバイス

セカンドオピニオンは診療ではなく、相談行為なので、その病院では、検査や治療はおこないません。
完全予約制で、相談は30分以内で設定している病院が多いようです。
相談料は健康保険給付の対象ではなく、全額自己負担となることも事前に知っておきましょう。

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