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孤立死とぽっくり死について

2022年6月07日2022年6月07日

【所沢市斎場】孤立死とぽっくり死

社会から孤立し、死後、長期間放置される孤立死(孤独死)の増加は、近年、大きな社会問題となっています。
実際、自分も孤立死するかもしれないという不安を持つ人は少なくないはずです。
しかし、こうした孤立死の多くは、突然死、つまり多くの日本人が理想の死に方だと考える”ぽっくり死”だと考えられます。
救急車や隣人を呼ぶ間もなく亡くなったと考えられるためです。
住み慣れた自宅でぽっくり死ぬのは、わたしたちが理想とする姿に近いのではないでしょうか。
にも関わらず、こうした死を特別視するのは、「看取ってくれる人がいないのはさびしい」とか、「音信が何日もないのを気にする人がいないのはかわいそう」という思いがあるからです。
しかし、病院や介護施設にいても、死の瞬間にだれも居合わせないことは珍しくありません。
テレビドラマなどでは、家族に囲まれて息を引き取る高齢者の姿が描かれることがありますが、現実は必ずしもそうではないのです。
わたしたちが目指すべきは、孤立死への不安をむやみに掻き立てることではありません。
どんな人も死に方は選べませんが、できるだけ早く異変に気づいてもらえる態勢を事前に整えておくことは可能です。
だからこそ、地縁や血縁、友人や趣味仲間などでネットワークをつくっておくことが大切なのです。

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