トップ葬儀コラム【お墓編】新しいお墓のかたち

【お墓編】新しいお墓のかたち

2022年6月08日2022年6月08日

【所沢市斎場】公園風の明るい墓地が増えている

理想のお墓のイメージも多様化しています。
例えば、欧米風の緑が多い明るい雰囲気の霊園を望む人が増えています。
欧米では、墓地は決して陰気な場所ではなく、地域の人たちの生活の場でもあります。

アメリカでは、墓地の敷地内に美術館や博物館があったり、墓地の境界で結婚式を挙げたりする人も珍しくありません。
墓地そのものが屋外美術館のようで、思い思いの墓石を見ながら散歩する人も多いのです。

日本でも、生前はマンション住まいだったので、せめて、お墓はロッカー式の納骨堂ではなく、庭付きの戸建てのお墓がよいと考える人もいます。
花が咲き乱れる明るいガーデニング墓地を望む人もいます。

墓石に彫る文字も家名ではなく、「愛」「ありがとう」「安らかに」など好きな言葉を選ぶ人が増えています。
墓石に彫る言葉は、故人から遺族に対するメッセージである場合と、遺族が故人への想いを投影している場合とがあります。

【所沢市斎場】故人の記念碑としてのお墓

デザインにこだわった墓石も増えています。
ハート形や球形などユニークな墓石もありますが、遺族がオリジナルで石材店に発注する場合もあります。
優れたデザインの墓石を表彰する「墓石大賞」がありますが、入賞するお墓にはそれぞれ遺族の思いが込められています。

例えば、故人の趣味だったグランドピアノをかたどった墓石、生前好きだった曲の音符を刻んだ墓石、
孫が書いたおばあちゃんの似顔絵を転写した墓石、息子が愛用したバイクの写真を転写した墓石など、
お墓は遺族にとって、故人が生きたあかしとしての記念碑でもあります。

墓石の色も変わりました。
かつては黒や灰色が主流でしたが、最近ではピンクや白などの明るい色も人気があります。
生前に夫婦でお墓を準備する人が増えたのがその一因でしょう。
男性は妻より先に死ぬと思い込んでいますから、決定権は妻が握っていることが多く、必然的に女性が好みそうな明るいイメージのお墓が増えているのです。

【所沢市斎場】墓石の代わりに樹木を使う樹木葬

欧米の中でも火葬率が比較的高いイギリスや北欧、オセアニアの霊園では
、バラや針葉樹などの木々のまわりに納骨をするガーデンスタイルの区画が設置されているところが珍しくありません。
土葬を選択すると、大きな墓石が必要で工事費用もかさむため、費用の観点から火葬を選択する人が増えているのです。
また、墓石ではなく樹木を植えるという樹木葬墓地を、自然環境の面から選ぶ人も少なくありません。

実際、日本でも、樹木葬墓地はひとつの木の下に大勢で眠る形式が一般的で、墓石の下に大勢で眠る合同墓よりもさらに廉価な費用でできる場合が多いようです。

関連タグ