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【お墓編】墓地の種類とその特徴

2022年6月08日2022年6月08日

【所沢市斎場】民間霊園

墓地を経営主体で分類すると、民間霊園、寺院墓地、公営墓地の3種類があります。

わたしたちが街中で目にする墓地の広告や看板は、たいがいが民間霊園です。
民間霊園と言っても、パンフレットなどにうたってある墓地の経営主体は宗教法人、公益法人、財団法人、社団法人の名前になっています。
墓地には永続性や公益性が求められるため、営利企業が運営にはあたれないことになっているからです。

しかしお寺などの名を借りて、実質的には石材店などの営利企業が経営している「名義貸し」の霊園もあります。
こうした名義貸しの霊園では、すべての区画が売れてしまったら(正確には、すべての区画の使用権が締結されたら)、
その後の墓地の管理や運営をだれがするのか、責任の所在が分からないという問題があります。

民間霊園では施行する石材店が決まっていることがほとんどですので、それ以外の石材店で墓石を購入できないという制約もあります。

一方、利用者の国籍や信仰する宗教や宗派は問われないことがほとんどで、
個性的な墓石を建てたり、ペットと一緒に入れる区画があったりするほか、
バスの無料送迎や駐車場の完備、喫茶スペースなど、サービスや施設が充実しているという利点があります。

【所沢市斎場】寺院墓地

民間霊園に対し、寺院墓地は檀家のために運営している墓地を指します。

したがって、過去の宗旨・宗派はともかく、寺院墓地にお墓を建てるなら、そのお寺のやり方に従わなくてはなりませんし、
単に境内にお墓を建てるだけでなく、お寺からは檀家としての務めを要求されます。
提携する石材店が決まっていることも多いうえ、墓石の大きさやデザインを選ぶ自由度は民間霊園より低いところがほとんどです。

一方、檀家になれば子々孫々、葬儀や法事をそのお寺がやってくれるという利点があります。

【所沢市斎場】公営墓地

公営墓地は、市町村などの自治体が運営する墓地ですが、どこの市町村にもあるわけではありませんし、あったとしても新規募集を受け付けていないところもあります。
大都市の公営墓地では募集期間が決められているうえ、応募が多数で抽選になる自治体もあります。

また、申込者の資格が「市民であること」「すでに遺骨があること」(生前申し込みはできないという意味)などと決められているところもあります。
一方、市民でなくとも、誰でも申し込める公営墓地も地方都市にはあり、申し込みの製作度合いは地域によってさまざまです。

公営墓地は1㎡当たりに換算すると、同じ地域でも民間霊園や寺院墓地より永代使用料や年間管理料が安いうえ、
公営という点で将来の永続性に安心感がありますが、墓石の大きさやデザインが統一され、自由度が低いことが多いようです。

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