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【お墓編】お墓に入らない その2~手元供養

2022年6月08日2022年6月08日

【所沢市斎場】法律上、遺骨は自宅に置ける

法律では、遺骨を墓地以外に埋蔵してはならないとしていますので、遺骨を自宅で安置することには、何の問題もありません。

最愛の家族や子どもを亡くし、「暗いお墓に閉じ込めるのはかわいそう」「そばに置いておきたい」という声をよく聞きます。
生後間もない子どもを亡くしたある夫婦で、火葬場から持ち帰った小さな骨壺を何年も大切に自宅に安置している方もいます。
遺骨を自宅に安置したままにすると、その人が成仏しないという方もいますが、
成仏する/しないといった宗教的な問題はそれぞれの個人の価値観によるところが大きいのですが、法律的には全く問題ありません。

【所沢市斎場】骨壺もバリエーション豊富

ちなみに、名古屋を境界線として西日本と東日本では骨壺の大きさが異なります。
東日本では遺骨を全部拾いますが、西日本では一部しか収骨しないので、骨壺のサイズは小さいのが主流です。

火葬場においてきた遺骨は産業廃棄物として業者が処分します。
そのため、関西にお住まいの方で、自分の家族の遺骨の大半が廃棄物として捨てられるのが忍びない方は、大きな容器を持参することもあるようです。

陶芸が趣味の方で、自分の骨壺を焼くという人は少なくありません。
市販品でも、全国の有名窯元に焼かせた高級骨壺、ゴルフボールやサッカーボールの形の骨壺、
パステルカラーのポットやガラスの骨壺など、多種多様な骨壺を通信する業者は何社もあります。

【所沢市斎場】遺骨をアクセサリーにして供養する

一部の遺骨を手元供養として安置する人もいます。
手元供養には、遺骨を小さな容器やペンダントに入れるタイプと、遺骨をダイヤモンドやプレートなどに加工するタイプがあります。

前者は、容器代だけなので費用は比較的手ごろです。
おしゃれな醤油さしのようなパステルカラーのガラス容器もあれば、遺骨を入れる容器を内蔵したミニチュアお地蔵さんもあります。
自宅に安置するタイプだけではなく、遺骨が入るロケットペンダントもあります。
涙形、竹筒形、ハート形などオシャレな形が多く、普段身につけていても、だれからも、遺骨が入ったペンダントだとは気付かれません。
こうした手元供養グッズは、通販サイトでも購入できます。

欧米には、遺骨に含まれる炭素に圧力をかけてダイヤモンドに加工する会社があります。
日本にも代理店が何社かあり、デザインにもよりますが指輪やペンダントなど40万円~200万円以上と価格帯は幅広いようです。
個々人の遺骨に含まれる元素の割合によって、無色透明からブルーまでさまざまな色に仕上がります。

他にも、遺骨と石の原料を高温で溶かし、結晶を析出させた人工宝石を製造する会社もあります。
ペンダントトップの形は星形、ハート形、しずく形など13種類、色は緑や青、白など14種類から選択できるそうです。

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