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【お葬式編】参列者を決める

2022年6月08日2022年6月08日

【所沢市斎場】家族中心の小さなお葬式の増加

最近、参列者が少ない規模の小さなお葬式が増えています。
公正取引委員会が2005年位葬祭業者におこなった調査によれば、個人葬の参列者が減少したと回答した事業者は67.8%にのぼりました。

バブル景気の時代は、一般的な葬儀でも、参列者は優に100人を超えていましたが、そのほとんどは、遺族の仕事関係者などで、故人とは直接面識がない人たちでした。
その結果、これまでのお葬式は、慣習やしきたりに従った社会的な儀式にならざるを得なかった側面がありました。
遺族は、仕事関係など義理で参列する人の対応に忙しく、故人とゆっくりお別れするゆとりがなかったという経験をした人も少なくないでしょう。

2012年におこなわれたある調査では、「身内と親しい友人だけでお葬式をしてほしい」と回答した人が33.1%、
「家族だけでお葬式をしてほしい」と考える人が30.3%おり、合わせて6割以上が、家族を中心としたお葬式を希望していました。
一方で、「従来どおりのお葬式をしてほしい」と考える人は9%にとどまりました。

【所沢市斎場】訃報を知らせる相手をリストアップする

家族だけで、あるいは家族と親しい友人だけでお葬式をしたいと考えているのなら、いつの時点でだれに死の事実を知らせるかというタイミングがとても重要になります。
例えば、亡くなってすぐに関係各所に訃報の連絡をすれば、家族葬をしようと思っていたのに参列者が大勢集まったという想定外のことになりかねません。

また、親しい友人がだれなのか、離れて暮らす子どもは、親の交友関係を知らないことも珍しくありません。
電子メールや携帯電話の普及で、家族は故人の友人の名前を知っていても連絡先が分からないこともあります。

そのようなことから、訃報を知らせる相手を4つの段階に分けて、元気なうちに連絡リストを自分で作っておくことをおすすめします。

1.危篤になったとき、あるいは亡くなってすぐに知らせる人(親戚やごく親しい友人には、すぐに知らせる必要があります)

2.お葬式の日取りが決まってから知らせる人(お葬式に来てもらいたい人には直接連絡します)

3.火葬が終わってから、あるいは四十九日が終わってから知らせる人(家族だけでお葬式をすませたことを知らせ、故人との生前の交流に感謝を伝えます)

4.年賀状の欠礼で知らせる人

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